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皆さんこんにちは!
株式会社シンエー住設、更新担当の中西です。
前回はユニットバスの歴史と進化をお伝えしました。
今回は、施工現場で私たちが常に意識している「ユニットバス施工の鉄則」を、具体例を交えながら解説していきます。
浴室は毎日使う“水と熱と湿気”の集中ゾーン。
だからこそ、施工の正確さが住まい全体の耐久性に直結します。
ユニットバスは、1ミリのズレが排水トラブルやドアの開閉不良、パネルの浮きに直結します。
床架台はレーザー墨出し機で厳密に水平確認
排水トラップの勾配は1/50〜1/100以内で確保
防水パンと床の“がたつきゼロ”が基本
ちょっとしたズレが、後々の水たまり・におい漏れ・結露を引き起こす原因になります。
ユニットバスは基本的に施工後に床下・壁裏へアクセスができません。
そのため、以下の作業は事前の“仕込み”がすべてです。
給水・給湯管の高さ、位置、種類の確認
換気ダクトや電気配線のルートと引き込み口の確認
天井裏のスペースが狭い場合は、あらかじめ配線ガイドを設置
「設置してから直す」はNG。段取りと精度が成否を分けます。
床と壁パネルの継ぎ目には防水ゴムパッキン+コーキング処理
天井・壁・ドア枠などのジョイント部は浮き・ズレ・隙間ゼロが基本
コーキングは素材との相性を選び、密着テスト済みの材料を使用
表からは見えにくい箇所ほど、防水・防カビ対策を徹底します。
ダクトは折れ・曲がりを最小限にし、最短距離で屋外へ
吸気不足を防ぐために建物側の給気ルート(ドア下・窓)も確認
浴室乾燥機付きの場合は専用ブレーカーやアース線の設置ミスに注意
湿気の滞留=カビ・腐食・設備劣化の原因。換気能力を最大限に活かす施工が求められます。
施工完了後、お客様に以下を丁寧に説明するのも重要なプロセスです。
メンテナンス方法(床掃除・排水口清掃)
換気扇や暖房乾燥機の使い方
長持ちさせるためのポイント(こまめな換気・中性洗剤の使用 など)
「工事が終わってからが、お客様との信頼の始まり」。それがプロの鉄則です。
ユニットバスは、家の中で最も高湿度・高温・多湿な空間。
そのため、一つひとつの工程を正確に、確実に行うことが住宅の耐久性と快適性に直結します。
「多少ずれても大丈夫だろう」は通用しない。
施工技術とは、“目に見えない品質”をつくること。
それが、私たちの考える“鉄則”です。
次回もお楽しみに!
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