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皆さんこんにちは!
株式会社シンエー住設、更新担当の中西です。
~「タイル貼りの浴室」から“箱”の発想へ 🛁🧱🚿~
「ユニットバス」と聞くと、いまでは当たり前のように感じますが、もともと日本の浴室は“職人が現場でつくる空間”でした。壁も床もタイルを貼り、左官で下地をつくり、防水を仕込み、配管を通し、最後に仕上げを整える。浴室は水を扱うため、家の中でも特に施工難易度が高い場所であり、同時に「失敗が許されない空間」でもありました。そこに誕生したのが、工場で製品化し、現場では“組み立てて納める”というユニットバスの思想です。今回は、ユニットバス施工業の歴史の起点を、現場の変化とともに紐解きます。📜✨
目次
戦後の住宅復興から高度経済成長期にかけて、都市部では住宅が急速に増え、生活水準も上がりました。家に風呂があることが“豊かさの象徴”になり、浴室の需要が伸びる一方で、当時の浴室づくりは時間も手間もかかりました。
タイル浴室の場合、下地づくりから防水、タイル貼り、目地詰め、乾燥・養生…と工程が多く、現場条件によって品質が左右されやすい。しかも湿気が多く、カビや漏水のリスクも高い。住まいの安心を守るため、浴室を任される職人は、技術も経験も求められました。
この時代の浴室施工は、まさに「職人の腕」が命でした。🧑🔧🔥
しかし、住宅の大量供給が進むにつれて、現場施工だけでは追いつかない課題が生まれていきます。
住宅が増えれば増えるほど、現場の人手不足、材料調達の不安定さ、施工品質のバラつきが問題になります。そこで出てきたのが「浴室そのものを工場でつくってしまう」という発想です。
ユニットバスのメリットは、当初から明確でした。
✅ 防水性能を“製品”として担保できる
✅ 施工時間を短縮できる
✅ 品質が均一化しやすい
✅ 現場の条件に左右されにくい
つまりユニットバスとは、「現場に依存した浴室づくり」から「製品として品質を保証する浴室づくり」への転換でした。ここに、ユニットバス施工業の歴史が本格的に動き始めます。🚿📦
ユニットバスが普及しはじめると、浴室工事の主役は「造作」から「据付」へと変わっていきます。
現場で重要になるのは、次のような“精度の世界”です。
🔩 搬入経路の確認(間口・階段・エレベーター)
📏 墨出しと水平・垂直の確保
🔧 給水・給湯・排水の接続精度
🧱 壁・床の下地条件(強度・不陸)
💨 換気ダクトや電気配線の整合
🧼 コーキングや納まりの美しさ
「ただ置けば完成」ではありません。ユニットバスは“製品”ですが、現場側の条件を揃え、ズレなく組み上げ、各設備と正確につなぐことで初めて性能を発揮します。ここに施工業の専門性が生まれ、ユニットバス施工という職域が確立していきました。🛠️✨
高度成長期から続く都市化の波で、集合住宅や分譲マンションが増えると、ユニットバスの需要は一気に加速します。なぜなら、集合住宅では「同じ規格を大量に入れる」ことが合理的で、品質と工期の管理もしやすいからです。
この流れの中で、施工業者には“スピード”と“正確さ”が求められるようになりました。
1日に複数戸を回す段取り力
人員配置の最適化
製品搬入と廃材搬出の管理
近隣対策(騒音・共用部養生)
工程の連携(大工、電気、設備、内装)
ユニットバス施工業は、単なる作業ではなく、現場全体を動かす「工程管理の要」としての側面も強くなっていきます。📋🚚
日本は“湯船につかる文化”が根付いた国です。だからこそ、浴室へのこだわりも強く、より快適で清潔、かつ安全な空間が求められてきました。
ユニットバスも、単に「水漏れしにくい」だけでなく、断熱性、清掃性、保温性、バリアフリー性へと価値が広がっていきます。すると施工側も、それに対応する施工精度や知識が必要になります。
たとえば、断熱材の扱い、浴室暖房乾燥機の設置、手すり位置の最適化、段差解消、床の勾配調整…。お風呂の進化は、施工の進化と直結しているのです。♨️🧑🔧
ユニットバス施工業のはじまりは、「現場施工の難しさ」を抱えた浴室づくりを、より確実に、より早く、より均一に届けるための挑戦でした。
職人の腕が支えてきた浴室工事は、ユニット化によって“製品と施工が一体になった品質”へと進化し、その過程で施工業は専門性を高め、現場全体を支える重要な役割を担うようになりました。
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